法的に訴えることで足音問題は解決するか?

民事調停や訴訟(裁判)について

自分の足音がうるさいことを知りつつ、故意に続けるような人間は、裁判で有罪にできればどんなに良いことでしょうね。

 

実際、足音というのは、被害にあっている人の心身を酷く傷つけます。
病気になられてしまった方もいるでしょうし、私もストレスで頭がおかしくなりそうな時がありました。

 

これは音の暴力であり、傷害事件だと、被害者である私は思います。
なので、法的に裁くことができれば、被害を受けた分が少しでも報われることでしょう。

 

ですが、現状の法律は、残念ながら足音問題を解決できる有効な手段となっていません。
裁判で勝つことは難しいですし、勝てても、費用や時間、受けるストレスなどを考えると、引越してしまった方がはるかに有効な解決策になります。

 

私は、足音問題を解決する時に調停は使いませんでした。
なので、詳細はご自分で調べてもらいたいですが、このページでは「民事調停」と「民事訴訟(裁判)」について紹介したいと思います。

 

民事調停とは?

裁判所には,民事に関する紛争の代表的な解決方法として,民事訴訟と民事調停の二つがあります。訴訟は,裁判官が双方の言い分を聴き,証拠を調べた上で,法律に照らしてどちらの言い分が正しいかを決める制度ですが,調停は,当事者同士の合意によって紛争の解決を図ることを目的とするもの
(中略)
民事調停は,あくまでも当事者同士が話し合い,お互いが譲り合って解決することを目的としていますので,必ずしも法律にしばられず,実情に合った円満な解決を図ることができます。
(中略)
話合いによって当事者間に合意ができ,調停が成立すると,その合意は訴訟の場合の判決と同じ効力を持つことになります。
※裁判所のホームページより

民事調停

 

いきなり騒音トラブルなどの案件で裁判を起こすことは難しく、まずは民事調停から行うのが一般的のようです。

 

民事調停というのは、あくまで話し合いによる取り決めによって解決を試みる方法です。
当事者同士だけではなく、裁判官と調停委員が加わってくれるので、玄関先で言い争うような泥試合にはならないでしょう。

 

調停で双方に合意した取り決めは、裁判による判決と同じ効力を持っていますので、相手が合意したのにも関わらず違反した場合は強制執行が行われます。

 

ですが、足音問題でどのように強制執行が行われるのでしょうね。

 

例えば「スリッパを履くようにしてください」
だけでしたら、強制執行はスリッパを履かせる?

 

これではコントみたいですから、

 

「スリッパを履くようにしてください。履かないようでしたら退去してください」
くらいの条件を提示する必要があると思います。

 

それでしたら、民事調停が持つ強制力にも意味が出てくると思います。

 

ただし、相手がその条件では「合意しない」という場合もあります。
間違いなく「ふざけるな。スリッパはできるだけ履くけど、退去の条件は飲めない」というような展開になりそうですよね。

 

そういった場合には民事訴訟を起こすことができます。

 

民事訴訟(裁判)

裁判で争う場合には、過去の判例を見ることで、自分がこれから同じことをしたらどうなるのか?ということが、ある程度わかります。

 

過去には、

マンション上階に住む幼児の走り回る足音で苦痛を受けたとして、東京都板橋区の男性が幼児の父親に240万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁は3日、36万円の支払いを命じた。

という判例があります。

 

そして、これはかなり上手くいったケースだと思います。
他の表に出てきていないのは敗訴しているかもしれません。

 

上手くいったケースで36万円の損害賠償請求です。
それに至るまでにかけた裁判費用、時間、労力を考えると、あまりにも安いですよね。

 

なので、万が一勝てたとしても民事訴訟は、それほど有効な解決策にはならないのです。
それならば引越しの方が、はるかに有効です。

 

一つだけ意味があるとすれば、自分のプライドや相手に痛い目を見せてやりたい!という気持ちの部分を満たせるという点でしょう。

 

これは非常に大事なことですが引越して早く忘れた方が自分や家族にとって最善と思うので、私は民事訴訟という方法は取らないと思います。

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